日々のこと

好きなことへの思いや感想。日常生活のこととか、色々書きます。

キングオブコント2021

 

10月2日は自分にとってとても幸せな1日でした。

 

お笑いの日、最高!

 

中でも「キングオブコント」は、1年のうち最も楽しみにしているテレビ番組の一つ。


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今回は審査員も松本人志さん以外変更で、当日まで分からないということだったんで、一体誰になるんだろう?というワクワクも同時にありました。

 

Twitterでも審査員予想を読み漁っていた私ですが、概ね皆さんの理想通りだったのかな、

かまいたち山内さんバイきんぐ小峠さんロバート秋山さんときて、その発表前のTwitterのトレンドには、まだ登場してないというのに東京03の「飯塚さん」がずっとトレンドワードに入ってたのはなんか熱かったなあ。予想通り、4人目の審査員としてキングオブコントのオープニングで初めて紹介&登場されたときは「キターーーー!!」って思いましたよね当然。

 

その盛り上がりとか、全組のコントづくりのレベルの高さとか、私は感動してしまって、3日経った今でも胸いっぱいでparaviで見直したりしてるので、ちょっと吐き出してすっきりしたいと思います(笑)

 

本当はね、シソンヌが大好きなので、チョコンヌをファイナリストにしてほしかったし、他にも、賞レースの常連組とかたくさん落とされているので、残念な気持ちはあったのだけど、今回の回は、本当にこれはもう、しょうがないなと感じました。

 

落ちた人たちがつまらなかったんじゃなくて、上がった人たちが面白すぎたんだですね(笑)

 

そりゃあ、OPで有名映画監督に被写体として撮られる価値もあるってものだよ(オープニング、かっこよかったよう)

 

順番も既に決まってるのもよかった。不思議だけど、優勝候補の人って運も味方するのか、大体いい順番になるのよね。

順番は

1,蛙亭 2,ジェラードン 3,男性ブランコ 4,うるとらブギーズ 5,ニッポンの社長 6,そいつどいつ 7,ニューヨーク 8,ザ・マミィ 9,空気階段 10,マヂカルラブリー

でした。

順を追って、個人的な感想を言っていきたいと思います!

 

1stステージ

1,蛙亭

科学者と、それを母と慕う人口生命体「ホムンクルス」との交流コント(?)

蛙亭のコント、TVに出始めた当初は、棒読み演技と不思議すぎる世界観で正直笑えなかったのですが、どんどん売れていってTVで観てるうちに、好きになっていきました。最近「有吉の壁」でも中野さんのキャラが面白くてツボで、それをうまく活かしているコントを書かれちゃうともう笑うしかないです(笑)じわじわきます。

緑のローションを吐き出すというインパクト。思い返すとこれといったボケはしておらず本当に交流してるだけなんだけど、中野さんの無駄に良い声(笑)とイワクラさんの受け入れる姿勢だけど嫌な感情は隠せないあの演技がとても良かったなあと。

設定もいつもぶっ飛んでるので、色々鍛えられてどんどん面白くなっていく未来が楽しみです。

2,ジェラードン

ジェラードンはネタパレとかで観ていて、最近好きな3人組。気が付いたら注目している。もっとネタ番組に出てほしい人たち。

大ボケ二人の存在がインパクトあるけど、それを活かしているのはツッコミの海野くんなんだなと。小峠さんのコメントでなるほどーと思いました。

キャラクター設定がエグイ(笑)これでもかというほど笑わせてくるもんな。

すごーく鼻につくのに、大笑いしてしまった(笑)

あんなキャラ設定みたことないのよ。

 

3,男性ブランコ

唯一、ネタも名前も知らなかったコンビ。この強豪メンバーの中勝ち残ったってことは相当面白いのかなと、たまたま出てたネタ番組で注目して観たネタは、面白いけど、決勝向きではないかな、といったもので、大丈夫かしらと思ったけれど、どうやら決勝ネタをちゃんと用意できる、ちゃんとしたコント職人だったみたいで(笑)すごく面白かったなあ。

ボトルメール(古い)をきっかけに文通を始めた男女が出会うところから始まる、少し演劇チック。海辺に現れた白いワンピースを着た清楚そうな女性が実はコテコテの関西弁だったという小オチからすすんでいくのだけど、男性はショックを受けてるのかと思いきや、まさに理想の女性とウキウキしていて、「嘘だろ!?」と思わせる展開、の後、それは男性の妄想でまだ出会ってもないというオチ、の後、現実に彼女が同じような格好で現れて、期待通りのコテコテの関西弁を話し出す、という、オチがいくつもある展開。新しくてとても面白かった。

他のネタもしっかり観てみたい。

あと浦井さんの「お笑い芸人というよりアナウンサー」な雰囲気がすごい。霜降り明星ニッポンの社長と同期だなんて思えない(笑)

 

4,うるとらブギーズ

2019年、どぶろっくが優勝した年、個人的には、準優勝だったこのコンビに優勝してほしかったんだよな。それをきっかけに好きになったんだけど、生粋のコント職人ゆえに華が足りないのか、TVだと1年に1回しかないキングオブコントでしかじっくりなネタを堪能できないので、優勝とかしてネタ番組いっぱい出てほしいなーと思ってた。今回も優勝はできなかったけど、笑わせてくれたなー。笑いをこらえる演技すごい(笑)。

他のコンビとは種類の違う「腹抱えて笑う面白さ」。

爆発的な笑いじゃないところが、キングオブコントでのちょっと弱いところだったのかもしれないけど、耐えなきゃいけない笑いが、もしかしたら一番笑えるのかもしれない…と思わされたコントでした。

 

5,ニッポンの社長

2020年の時は世界がぶっ飛んでて、面白いは面白いけど「?」な感じもあり、ただあれでインパクトを与えてTVにも出るようになってから、じわじわと好きになっていったコンビ。お母さんが吹っ飛ばされるコント好きなんだよね(笑)。今回もそんな感じだったのかも。バッティングセンターの球が終始おっちゃんに当たってるだけなんだけど、面白い。もっと展開があってもよかったのかなーと思うけど、ラストのホームランはなんかよかった(笑)。

ケツさんのキャラがなんとなくいつもキュートで見入ってしまう(笑)

 

6,そいつどいつ

怖面白い…ん-、やっぱり怖いが勝るかも!!

狂った貞子みたいな床の拭き方とか、真っ暗の部屋の中で光るお面が暴れるとことか、ホラーだった。子供泣いちゃうよねこれ。

好みが分かれるだろうけれども、こういうテイストのネタも見られるのがキングオブコントのいいところ!

唯一高得点だった松ちゃん。好きそう。こういうことがあるから芸人は続けていられるんだよね。

 

7,ニューヨーク

最近好きが高じて単独ライブもお金払って配信で観てたので、「あ、これライブでやってたやつだ!」と一瞬で分かりました。んーでも、このネタかあ!と。他にめちゃ笑ったコントもあったので、このネタで他のレベル高いコンビに勝てるかな…?とソワソワしてしまった。キングオブコントを純粋に楽しみたいのなら、あまり直前にネタを漁らない方がいいんだなーと学びましたよね(笑)

キングオブコントに、ライブにものせていない新作コントを出してくるコンビって、あんまりいないだろうから…。

コント一つだけみると、笑えて面白いのだけど、他がその上を行っていたので、ってことなんでしょうねー。

彼らには漫才もあるので、M-1にも期待したい!

 

8,ザ・マミィ

これはちょっと…面白すぎました。単純だけど、ずっと笑った。

酒井さんが次どんなツッコミをするのかっていうのがずーっとワクワクしている自分がいた(笑)

まともな青年の純粋さがおかしなおじさんを不本意にまともにしていってしまうコント(笑)誰かやってそうで誰もやってなかった、キャラクターもがっちりハマっていたし、ネタチョイス最高だったな。

ラストのミュージカルも、あの終わり方最高でした。オリジナル曲だと思ってたけど、谷川俊太郎さんの既存の名曲だったんですねー、どうりでいい曲過ぎると思いました。


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ザ・マミイはネタパレでの蛙亭とのコラボコントが好きで、酒井さんのキャラ好きなので、これからまたどんどん出てほしいところですね。

 

9,空気階段

今回トップバッターから高得点続きで、空気階段含む常連組がまだ出てない時点で優勝レベルのコントがバンバン出てる中、圧倒的にそれらを飛び越えて見せつけた姿がとても痺れたなー。

冒頭のビジュアル、瞬時に分からせる設定がもう既に面白くて、多くの人が「優勝」を確信したのでは。もぐらさんの格好と演技力が本当にずるい(笑)二人コントなのに、「周りの人」が全員見えたもん(笑)社交ダンスの人たちとか、あんな格好で「消防士です!」とか言われても悲鳴あげちゃうし、消防士の人たちも、上司(先輩?)が現場からあんな格好で出てきたら「何事ですか!?」ってなっちゃう。かまいたちの山内さんも言っていたけど、「映画を観たような充実感」。見てる人の想像力を掻き立てる、文句なしの史上最高得点でした。

 

10,マヂカルラブリー

ザマミイ、空気階段に続くこの順番、正直、空気階段の余韻がまだ皆に残ってる状態の空気を払しょくするのは相当難しかったと思う。順番って大事。

霊を一切信じない同級生に対して、心霊スポットの中で合わせ鏡してこっくりさんをさせる設定はさすが、という感じで笑ったし、条件をそろえすぎてエグイ呪いにかかってしまう展開も最高。野田さんの動きが本当に天才的で、でもだからこそ、やはり面白いよりスゴイが勝ってしまったというのはあるかも。

 

大反省会の方も観ましたが、野田さんが「生粋のコント職人たちに『なめんなよ』と言われてるみたいで逆に清々しかった」と言っていたのはすごいなーと思いました。本当にいい大会だったんだなー。いつか審査員とかしてるの見たい。

 

ファイナルステージ

ファイナルステージは、1,男性ブランコ(3位) 2,ザ・マミィ(2位) 3,空気階段(1位)の順番

 

1,男性ブランコ

レジ袋をケチって大量のお菓子を手で抱える男性と、ボトボト落とすお菓子を次々と拾ってくれる男性との交流。設定はありがち?と思いきや、その後に意外な展開が待っている。発するセリフがいちいち面白いし、1本目よりも私はこっちの方が好きかなあ。でも1本目もじわじわくるんだよな。2本目ももちろんなんだけど。こういう温かい展開は令和ならではなのかな。微笑ましいコントが多いよね。キャラの幅が広い平井さんの演技も今後注目だなあ。

 

2,ザ・マミィ

酒井さんってこんなに演技力ある人だったんだな。1本目の方が合ってて好きだったけど、2本目もなかなか迫力あった。可愛さも出ていたしね。

やーでも1本目が面白すぎたので、ちょっと2本目は弱かったかも。酒井さんのキャラと、林田さんのなんとも言えない線の細くて優しそうな雰囲気が良いから、今後もテレビ出演増えるだろうしネタも多くみられると思う。その時にまた注目したいな。

何はともあれ、コロナ禍の影響で、劇場を持っていたおかげで鍛えられた吉本芸人が10組中9組決勝進出している中、唯一の人力舎芸人で2位通過って本当にすごい。YouTubeの公式で実際ライブでやった1本目のネタがあがっていたけど、本当に小さい劇場だったもの。同時に、劇場でやることの偉大さを知る。

審査員の中に東京03の飯塚さんがいる場所でやれたことは彼らにとって本当に嬉しかったことだよなーと、今になってぐわーっと温かい気持ちになっている。この気持ちはなんーだろー♪(笑)

 

3,空気階段

男性ブランコとザ・マミィが同点になり、「空気階段が優勝しなければややこしい」状況になる中、冒頭のもぐらさんの登場と、舌足らずな喋り方で、これまた優勝を確信して早い段階で安心したのは、きっと私だけではない(笑)。メガトンパンチマンという、小学校5年生の時に店主が描いた、教室内だけで流行っていた漫画という架空の極みをいくキャラクターのコンセプトカフェという、その設定ですでに笑いの大渋滞(笑)その後も、ブラックホールの湧き水、1兆コロニーは100ガロン、100ガロンは1000円というややこしい換金方法などなど、面白いワードがもぐらさんのあの独特口調から飛び出してくるたびに笑うし、それとは真逆のかたまりさんの自然体すぎるツッコミもクセになる。

「豆にはこだわっております」という喫茶店のマスターにたまに戻ってしまうブレも面白い。これずっと観られる。もっと長尺で観たい、と思わせる内容でした。

 

優勝が決まった時のかたまりさんの涙に思わずもらい泣き。

3年連続出場と言っていたので、「あれ2019年出てたっけ?」と思い、見直してみたら、なんと9位だったんですね。その時のコントも見直してみましたが、内容めちゃくちゃ面白かったです。見たらうっすら思い出したけど、順位が低くて記憶が埋もれてしまってました。

あそこから徐々に洗練されて、今に至るんですねー。

 

終始幸せな時間でございましたー。

 

いつも笑って泣ける、よき大会。来年がもうすでに楽しみだし、願わくば空気階段を仲間入りさせた「キングオブコントの会」をまたやってほしい。丁度コロナ感染で欠席になってしまったかまいたちも入れて、ぜひぜひ。

ドリームマッチでもいいな♪

 

良い企画を楽しみに生きます。

 

楽しい時間をありがとう!